玄米
ご飯を食べるなら、「玄米」を私はおすすめしています。一方、白米を食べている人はソンをしていると言わなければなりません。ただ、おいしく食べているだけで、摂取している栄養素は玄米より格段に低いからです。
米を精白すると、大量のぬかがでます。この部分にこそ食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富なのですから、カスとあなどることはできません。どちらかといえば白米のほうが、食物繊維もビタミンもミネラルも除かれた、カスというべきなのです。
そして、精米後のぬかを発酵させ、野菜に漬けたぬか漬けです。ぬかと野菜は、ともに食物繊維やビタミン、ミネラルを含む食材です。しかも乳酸発酵させることでプロバイオティクス食品になりますから、ぬか漬けは、最強の腸内環境改善食といってもいいかもしれません。
ぬか漬けは?
ただし、ぬか漬けだと、漬けた野菜の食物繊維は摂れても、ぬか自体に含まれる食物繊維は摂取されることなく残ってしまいます。
食物繊維という点では、やはり玄米をそのまま食べるのが一番です。玄米ご飯にぬか漬けとくれば、これこそ最強と言えるでしょう。
玄米は食べにくくて苦手という人がいるかもしれません。しかし、その食べにくさも、実は玄米を食べるメリットなのです。
食べにくいので、よく噛まなければなりません。そしてよく噛むほどに脳の満腹中枢が刺激され、少量でも満足できるようになります。このため、白米を玄米に変えるだけで、いつの間にか食べ過ぎなくなっていくはずです。
噛めば噛むほど味が出る。それを楽しみながら食物繊維とビタミン、ミネラルが補給でき、食べ過ぎまで防ぐことができる。となれば、なぜ玄米を食べないのかと不思議になってくるほどではないでしょうか。
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